普段生活する中でもよく使われている映像手法、クロマキーを今回はご紹介します。
クロマキーとは?
クロマキー合成とは、ある特定の色を検出しその範囲を透過する技術のことです。
一部透過することでそこに別の背景やほかの映像を差し込むことができます。
このように画面を差し替える際に使ったり、逆に背景すべてを差し替えるような場面。
または映画でもよく使われています。
天気予報の番組ではキャスターが前に出て、後ろに天気予報を表示するような感じで使われています。
ただし一色はすべて透過されてしまうので、クロマキーで透過したい色の物質が出てきてしまうと
このように予期せぬ透過も起きてしまうので注意です!
背景色について
よくグリーンバック、ブルーバックなんていうことを言われている通り緑か青が主流です。
日本ではブルーが多かったですが、現在はグリーンが主流でしょうか。
基本的に緑や青色系統が多いので、もしクロマキーを使う場合はその系統の服を使わないようにしましょう!
なお、白色のシャツなどはグリーンが反射し、シャツが半透明になったりすることもあるので
できれば反射しにくい色を選ぶといいでしょう。
実際にクロマキー合成をしてみよう
AfterEffectsの場合は、標準で入っているエフェクトを使うときれいに透過できます。
エフェクト キーイング Keylight
華麗に演出!エフェクトを適用してみよう!今回はこの記事上部のパッドの素材を利用します。
上記のエフェクトを適用します。
スクリーンカラーの項目で、色をスポイトで選択します。
ある程度きれいで透過しやすい映像はこの時点で、大体抜けます。
クロマキーを使えば、本来複雑な動きをしてもマスクをすることはなく簡単に合成作業を行えます。
マスク機能を使って動画の一部分だけ切り取ってみよう!マスクで作業できないような、例えば女性の髪や猫の毛など、複雑すぎるものはクロマキーか、ロトブラシを使うことをおすすめします。
撮影時ですでに合成することが確定している場合は、しっかりライティングを行ってグリーンバックで撮影しましょう。
もし撮影後に合成しなくてはいけない、となった場合はロトブラシ機能を使ってみましょう!
マスクが大変・・・! そんなときは、ロトブラシ機能!
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