描画モードでレイヤーを合成しよう!

AfterEffectsには描画モードという合成手法が搭載されています。
使ったことのある人もいるかと思いますが、この描画モード意外と奥が深く、そして複雑です。

というわけで今回の記事は描画モードのご紹介!

描画モードって?

英語ではブレンドモードと表記されていたりしますが、その名の通りブレンドする機能です。
下位レイヤーに対してそのレイヤーがどういう合成をするのかという項目です。

この描画モードはAfterEffectsだけの機能ではなく、Photoshopや他のソフトでもよく使われています。
実際の作業でもとても良く使うので、ぜひマスターしてください!

AfterEffectsでは他のソフトにないような、専用の描画モードも搭載されています。

描画モードの使い方

レイヤー名の右側にあります。
基本的に描画モードでの合成は、上位レイヤーを合成素材として使います。

もしモードの表示がない場合は下部のスイッチボタンを押しましょう。

各描画モード説明

ここからは各描画モードの説明です。
描画モードにはカテゴリが存在して、それぞれ別々の効果を得ることができます。

通常カテゴリ

通常カテゴリは色の変動はないカテゴリです。
基本的には通常がデフォルトとなります。

「通常」、「ディザ合成」、「ダイナミックディザ合成」があります。

減算カテゴリ

全体的に色が暗くなる傾向のあるモードです。
一部の描画モードではペイント時に色素を混ぜ合わせるような演出ができます。

「比較(暗)」、「乗算」、「焼き込みカラー」、「焼き込みカラー(クラシック)」、「焼き込みリニア」、「カラー比較(暗)」があります。

加算カテゴリ

減算とは逆で、色が明るくなるモードが搭載されています。

「加算」、「比較(明)」、「スクリーン」、「覆い焼きカラー」、「覆い焼きカラー(クラシック)」、「覆い焼きリニア」、「カラー比較(明)」

複雑カテゴリ

ソースカラーと基本色のいずれかが 50%グレーよりも明るいかどうかによって、これらの色に異なる処理が実行されます。
とはいってもよくわからないと思いますので、実際に触ってみましょう!

「オーバーレイ」、「ソフトライト」、「ハードライト」、「リニアライト」、「ビビッドライト」、「ピンライト」、「ハードミックス」

差カテゴリ

ソースカラーと基本色の値の差が描写されます、減算とはまた違う引き算です。

「差」、「差(クラシック)」、「除外」、「減算」、「除算」があります。

HSLカテゴリ

色の色相、彩度、輝度のうち1つ、または複数の要素が合成されます。

「色相」、「彩度」、「カラー」、「輝度」があります。

マットカテゴリ

上位レイヤーがその下のすべてのレイヤーのマットに変換されます。
これらの描画モードは、1 つのレイヤーだけに作用するトラックマットと異なります。

「ステンシルアルファ」、「ステンシルルミナンスキー」、「シルエットアルファ」、「シルエットルミナンスキー」があります。

ユーティリティカテゴリ

AfterEffectsにしか備わっていないカテゴリです。

「アルファ追加」と「ルミナンスキープリマルチプライ」があります。

ポイント
  • 描画モードは使用する機会が多いので、ぜひ会得しよう!
  • 実際に全部使ってみてどのような効果かを確認しよう!

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