キーフレームが設定できるようになったら、次は補間法のおはなしです。
キーフレーム補間法とは?
アニメーションの基本! トランスフォームを使いこなそう! でも触れましたが、キーフレームを2つ以上打つとアニメーションします。
これ自体が補間法で、AとBの間を自動的に補間している、というのがこのキーフレームの補間です。
通常、上記の記事のようなトランスフォームだと
AからB地点に達するまでの移動速度は同じです。
これは同一間隔で補間するという補間法になっているからで、この補間法を変更することで
より滑らかなアニメーションを作り出すことができます。
キーフレーム補間法はAfterEffectsではいくつか用意されています。
キーフレーム補間法を変更する
まずはキーフレームの設定をします、今回は例としてテキストが移動するアニメーションにしています。
キーフレームを右クリックして、キーフレーム補間法を選択します。
設定ウィンドウが出てきます。
このウィンドウの項目を変更することで、キーフレーム補間法が変更されます。
時間補間法
時間の移動に関する補間法です。
先程、初期設定では一定速度というように表現しました。
この時間補間法は、補間量/秒数の設定です。
空間補間法
こちらは秒数ではなく、例えば移動に関しての場合
直角に曲がったキーフレームの補間を行ったり、少しカクカクした動きでも曲線のように補間してくれたりと
空間に対する補間法です。
それぞれリニアになっていますが、ここを変更することで補間法の種類が変わります。
リニア
キーフレーム間を一定量変化します。
ベジェ
ベジェ補間法はキーフレームにベジェ曲線のハンドルが追加されて、手動で変化量を調整できるようになります。
ハンドルはそれぞれ独立しているので移動の場合、はじめが遅く、あとで速くといった緩急あるアニメーションを付けることが可能となっています。
- 2つ以上のポイントを作成し、それぞれのハンドルを操作することで線をつなぐ曲線。
- Illustratorなどではよく使われていますが癖があるため、何度も使って覚えていきましょう!
自動ベジェ補間
上記のベジェ曲線を、自動的に補間して変化量をスムーズにしてくれます。
連続ベジェ補間
自動ベジェで保管されたキーフレームを、手動でも変更することが可能です。
停止補間
キーフレーム間の数値は保管されず、直前のキーフレームの値が次のキーフレームまで持続します。
キーフレーム補助
AfterEffectsにはキーフレーム補間法の他に、キーフレーム補助機能があります。
これはキーフレーム補間法のAfterEffectsプリセットのようなものです。
イージーイーズ
変化し始めが遅く、中間で最もはやくなり、終盤でまた緩やかに遅くなる補間。
イージーイーズアウト
はじめは遅く、最後にかけてはやくなっていく補間。
イージーイーズイン
イージーイーズアウトの反対で、はじめが速く、最後にかけて遅くなっていく補間。
同じ1秒でも、見た目には大きく違ってきます。
- 滑らかなアニメーションをする場合は、イージーイーズなどを適用しよう!
- 逆に機械的なアニメーションではリニアがおすすめ!