こんにちは、みやもんです。
みなさんはローリングシャッター現象というものをご存知ですか?
カメラを使う人はよく聞く単語だと思いますが、実際のところどういうものなのかを簡単に解説します。
そもそもシャッターとは何か
まず、シャッターというものですがカメラのレンズ開閉だと思って下さい。
カメラの露光時間の調整に使う開閉扉みたいなものです。
開いている時間が長ければ長いほど、たくさんの光が入ってくることになります。
こういった車の軌道や、星空が円を作るような素材がイメージしやすいかなと思います。
このように露光の時間を調節することができる昨日、役割がシャッターというわけです。
人間の瞼に近い存在と思うと分かりやすいかもしれません。
ローリングシャッターとグローバルシャッター
さて、ではローリングシャッター現象とは一体何でしょうか?
実はシャッターの種類は大きく2種類に分かれます。
よく聞く方はローリングシャッターと思いますが、これらの違いは簡単に言うと
「一度に全体像を見る」か「少しずつ見る」かの違いです。
動画で言うところで「プログレッシブ」「インターレース」に非常に近い性質を持っています。
ローリングシャッター現象とは?
では以上を踏まえ、ローリングシャッター現象を解説します!
サクッと言ってしまうと「歪む現象」です。
前述の通り、ローリングシャッターは少しずつ画面を取り込むので特に動いているものを撮影した際に歪んでしまいます。
上から下にスキャンした場合にはこんな感じで歪んでしまうでしょう
特に電車やバス、車といった高速なものでは顕著に出てしまいます。
対処するには?
- カメラの設定を変更する
- AfterEffectsなどのソフトで無理やり補正する
といった手法があります。
カメラの設定を変更する
とはいってもそもそもカメラ自体がローリングシャッターで撮影している場合は、完璧な対策がありません。
- 撮影のフレームレートを上げる(60フレームなど)
- シャッタースピードをあげる
- 速度の早い被写体は遠くから撮影する(望遠レンズなど)
といった方法で対策するといいでしょう。
AfterEffectsで修正する:ローリングシャッターの修復
AfterEffectsには標準で「ローリングシャッターの修復」エフェクトが搭載しています。
こちらを使えばある程度は修復することができます、が…期待できるほどの効果は正直ありません。
上記のカメラの対策と併せて使うことで効果が発揮できます。
ローリングシャッター現象はどうしても発生してしまうものですが、何も対策せず撮影するとより顕著になってしまいます。少しでもいいので対策をして撮影、編集をすることを心がけてみましょう!
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