先日リリースされたAdobe Premiere Rush、皆さん使っていますか?
自分も何度か利用してみたので、今回は基本的な使い方から便利な利用方法まで動画を交えてご紹介します!
そもそもRushとは?という方はこちらの記事をご覧ください!
Adobe Premiere Rush CCが公開! 特徴や使用法は?Adobe Premiere Rushの特徴は?
振り返りとして特徴をもういちどおさらいしましょう。
Rushの最も大きな特徴かつ、1番の売りとしましていつでもどこでも制作できることが挙げられます。
出先でiPadを利用して制作、電車でiPhoneを使って制作、家でゆっくりPC制作。
どのシチュエーションでも映像の制作が可能!
また制作した素材やファイルデータはAdobe Creative Cloudで常にネットを介して共有されているので
出先で制作したプロジェクトファイルを、家で再編集といったことも可能です。
この機能が非常に優秀ですね。
素材を読み込んでタイムラインを作成
では実際に動画を1本作ってみましょう。
まずは起動して素材を選びます。
PCの場合はローカルから選んだり、Dropboxなどのクラウドストレージからも読み込みができます。
iPhoneやiPadの場合は、カメラロールから選択することもできます!
順番を間違えたというときは、選んだものを再度クリックすることで選択解除できます。
その後もう一度選択することで順番を変えれます。
これで編集するタイムラインが完成!
素材の長さを変えたり、順番を入れ替える
タイムラインができたら、素材の編集ですがこれもまた直感的に操作ができます。
マウスの場合は素材の両端をドラッグすることで短くしたり長くすることができます。
iPadやiPhoneの場合は同じ要領でタップして、ドラッグしましょう。
これだけの作業で簡単に長さを変更できます。
リップル編集は自動で行ってくれますね。
トラック機能を使ってピクチャーインピクチャーをしてみよう
Rushではトラック機能もあります。映像は4トラック、音声は3トラックまで利用することができます。
このトラック機能を使うことでピクチャーインピクチャーや、小窓の表示、不透明度の変更で簡単に合成が行なえます。
やり方は簡単、トラックを作りたい場合は素材を上にドラッグすると作成できます。
その後、右側タブのトランスフォームタブから大きさを変えたり、プレビューウィンドウの素材をそのまま触ることで
映像を簡単に編集できます。
目玉機能! Adobe Senseiの力を借りて音声コントロールしよう
今回のRush目玉機能は、Adobe Senseiの力を借りれること。
例えばBGMの載せて、声の入っている場所だけ小さくする…なんていう編集を通常のソフトウェアで行うと
結局手動になったり少し面倒な作業が入る場合ありますよね。
その作業をAdobe Senseiが全て実行してくれる機能です。
オーディオファイルを選択して、右側のタブのオーディオタブを開きます。
これだけの作業で自動的にボイスのある箇所は、BGMを小さくしてくれます。
もちろん設定後に手動で変更することもできます。
Premiere Rushではできないことも… そんなときはPremiere Proに!
Rushが非常に優秀でかつ便利なソフトだとしても、できないこともあります。
例えばキーフレームを使うアニメーションや、マスクを利用する場合などはPremiereやAfterEffectsの出番ですが
すでにRushで編集し始めてしまった場合もあるかと思います。
その場合でもRushはPremiereにプロジェクトファイルを送ることができます。
Adobe Premiere Rushのファイルを保存した状態で、PremiereProを起動します。
すると…
Premiere Rushを開くボタンがありますので、開きましょう。
先程から触っているプロジェクトファイルはすでにクラウド上に保存されているので
特にディレクトリの指定等はなく、表示されます。こちらを読み込みます。
たったこれだけの作業で、Adobe Premiere RushをPremiere Proに読み込むことができました!
ただし!注意点もあります。
これは相互利用できる機能ではないので、RushからPremiere Proに移行したファイルは
もう一度Rushに戻すことができなくなります。
まだRushでの作業が残っている段階では、PremiereProに移行するのはやめておきましょう。
総評は…
結論としては非常にいいソフトウェアです。
どこでも編集できる手軽さ、ソフトウェアのUIも非常にわかりやすく初心者でも利用できます。
また無料で利用することも可能ですので、ぜひ利用してみてください。
ただし凝った編集を行いたい場合はPremiere Pro、またはAfterEffectsに任せたほうがいい場合もあります。
必要最低限の映像制作機能が備わっているので、入門ソフトとしては非常に完成度が高いですね!
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